
こんにちは。
パートナー型経営コンサルタントの浦田です。
パラダイムシフトを起こし、事業の再配置、再定義を行い
強力無比なUSPを作りあげたのでれば、本物の理念を作る段階に入る。
理念なき経営に未来はない。
ビジョンとミッションとバリュー
横文字に関係な理念なく経営を行っていると
ビジョンとミッションとバリューってそもそも何?という段階の方もいるので
簡単に説明しておきたい。
ビジョンとは、使命。
ミッションとは、目標。
バリューとは、行動指針。
ビジョンを基準にして、ミッションを組み立て、バリューに落とし込む。
Googleのビジョン、ミッション、バリュー
Googleのビジョンは、
Google の使命は、世界中の情報を整理し、
世界中の人々がアクセスして使えるようにすることです。
これは、Googleの創立者、ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンが
Googleを設立して間もないころから変わってビジョンである。
参考:Measure What Matters、Googleの使命
Googleの場合、ミッション型の理念というものになり、
ビジョン=ミッション。
バリューは、「Google が掲げる 10 の事実 」
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
2. 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
3. 遅いより速いほうがいい。
4. ウェブ上の民主主義は機能する。
5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
10. 「すばらしい」では足りない。
として描かれている。
Appleのミッション、ビジョン、バリュー
Appleには、明確なミッション、ビジョン、バリューというものが明示されていない。
ただ、よく語られるものは、
普通の人々にコンピューターを届ける・テクノロジーを介して何百万人もの人の生活を変える
というものだが、正直、適正ではない。
創立者であるスティーブ・ジョブズが語ったもので
一番、Apple信者を作り上げた有名なものが
Think different(物事をまるで違う目で見る)。
物事をまるで違う目で見るという、現状に対するたたかい。
もしこのCMを見たことがないのであれば
ほんの60秒時間を頂きたい。
ここにAppleの強さがある。
あなたの会社に理念はあるか?
理念の重要性というものに、少しでも気が付いただろうか?
理念なき会社、理念が文字通り「飾り」になっていると、
USPのパワーが激減することも、火を見るよりも明らか。
残念ながら、人は感情の生き物。
欲しい。応援したい。そのグループの一員になりたい。
という感情を動かすのは、理念しかない。
検索サイトでYAHOOやBINGではなく、Googleを利用する理由は?
インターネットの海で、目的の島に辿りつくためには
羅針盤が必要になる。
その羅針盤が、検索サイトと呼ばれるものになるが
この検索サイトも有名なところでYAHOOやBINGが挙げられる。
しかし、僕やあなたがGoogleを使ってしまう理由は?
インターネットエクスプローラーではなく、Google Chromeを使う理由は?
例えば・・・
検索キー以外の情報をすべて排除している。だったり
アプリ起動が速い。だったりと理由はあるかも知れない。
心底、Googleが嫌いなら、インターネットエクスプローラーで、BINGで検索
なんてことをしているかも・・・
Googleのミッションを達成するための、バリュー。行動指針にある
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
まさにこれである。
理念の作り方
理念を作るには、
自分を知らなくてはならない。
自分がどのような価値観をもっていて
どのように反応しているか?を知ること。
この価値観を知る。ということは重要。
あなたの価値観=会社の価値観でなければ
あなたか会社。どちらかが潰れます。
なぜ、潰れるか?
学校で出た宿題ほど、楽しくないものがないように
楽しくない理念を掲げていても、宿題と同じで
楽しくないから。
さあ、心が躍るような理念を組み立てよう。